2027.2.11 Thu

幕張メッセ 国際展示場
1〜3ホール

開場/開演
9:30/11:00

「ライブハウスが出演バンドを売る」
一般の人が聞いたら、それは普通なんじゃないの?と思うかもだけど、
苦笑いするバンドマン、音楽関係者も多いのではないかと思う。

22才でバンドを始めて、初ライブは池袋Admでした。
チケットノルマ2000x30枚、機材費6000円。締め66000円。
ビシッとAdmに納めてやりましたよ。
他でも、渋谷、新宿、下北沢、たくさんライブして、たくさんノルマ奉納しました。

当時の俺の金払いのよさっていったら、カッコ良すぎてみんな惚れちゃうと思うよ。

25才のときに池袋Admからブッキングとしてのお誘いを受け、
「いままで搾取されたんだ!これからは搾取してやる!」
池袋Adm悪徳ブッカーとして覚醒し、悪名を轟かせてゆくのであった。

当時、Adm出演バンドを、Admが売り出すことができていたのか?できていない。
なぜなら俺自身がバンドが売れるメカニズムすらわかっていない。
でも当然だ。わかっているなら自分のバンドがすでに売れている。
売れていればAdmで働くなんてことにならない。

周りの友人バンドや、以前の対バンのなかに、
結果をだしていくバンドは、少なかったけれど確かにいた。
しかしそれらは、そのバンド自身の努力、行動が伴った結果であったり、
良きパートナーとなれる音楽レーベルと、信頼関係が結べて、
その化学反応の結果だったり、などのケースが大半だった気がする。

ライブハウスは、その橋渡し役であったり、
ハコによってはその名前の影響力を、バンドのブランディングに利用できたりと
力が皆無というわけではもちろんないが、
ライブハウスが主導で大きなムーブメントを起こした例を、あまり見てこれなかった。

最初に組んでいたバンドは解散し、

Admで出会ったメンバーとバックドロップシンデレラを結成した。
その頃はAdmの店長になっていた。
このライブハウスにはメジャーレーベルの新人発掘A&Rは1人もこない。
バンドが流行らない街、池袋。ここでできることはなんだろう?

Admは「道場」だと考えた。自分も参加する道場だ。
毎日稽古だ。乱取りだ。通ってくれる強力なツアーバンドは道場破りだ。
気合いが入っているバンド同士でツーマンを組もう。「梅雨将軍」だ。
年末は5日間で100バンドくらい呼ぼう。
チケットノルマはいつの間にか昔の半額以下に。
Admが好き!といって通ってくれる常連のお客さんが増えてきた。
そのおかげもあってか、
ノルマがあるんだかないんだかわからない出演バンドが増えてきた。
そんなAdm。当時の俺たちができる最善だった。

2012年、渋谷O-CREST店長ムロさんが主催する「MURO FESTIVAL」
バックドロップシンデレラを呼んでくれた。
ライブハウスが作ったフェスティバル。
初年度は確か2000人~3000人の集客だったとか?
ライブハウスが主導して、こんなに多くのお客さんに伝わるコンテンツがあるのか!
俺は感動してしまった。

神戸太陽と虎が主催の「COMING KOBE」にも呼んでもらえた。
当時の会場はワールド記念ホール。メインステージの圧倒的規模感。
加えて、ここにも作る!あそこにも作る!こんなところにまで!大中小のステージが乱立。
とんでもない数の出演バンド。
Hi-STANDARDと平日ライブハウスブッキングバンドが同居する狂ったフェス。
カオスぶりに感銘を受けた。

ライブハウス主導フェスティバル。
永遠のテーマ「ライブハウスが出演バンドを売る」の
答えの一つなのかも知れない。
しかし当時の俺にできることは、
「フェスだして」
という歌を作って歌うことくらいだったのである。

しかし言霊というものは、やはりあるのだ。
だして!と毎晩歌っていると、でれるのである。フェス。
さらに巷ではライブハウスサーキットも流行り始めた。これにもたくさんでれた。
池袋の街をライブハウスサーキットに使ってくれるイベンターは1人もいなかったけど
LD&Kが主催する「TOKYO CALLING」や、民やんの「見放題」は
Admコラボステージを作ってくれて
Admのバンドがサーキットフェスにでれる道筋ができて嬉しかった。

コロナ禍が明け始めた、2023年2月、
「ブクロックフェスティバル」を ZEPP DIVER CITYで開催した。
翌年、2024年は東京はZEPP HANEDAに変更、大阪ゴリラホールが加わり、東阪二ヶ所開催。
2025年、2026年はさらに名古屋DIAMOND HALL/ SPADE BOXも加わり、東名阪三ヶ所開催。
過去4年間、全9公演ソールドアウト!

ずっと考えていたこと。ライブハウスがフェスを開催して出演バンドを売る。
ひとつ成し遂げられた気がした。
正直、出来過ぎなくらいの結果だと思っている。
いつのまにか俺はAdmのオーナーにもなっていた。
うん!これでいいでしょう!俺のライブハウス問題は!
これだけやれば、どこの誰にも、胸張って、
池袋Adm最高だよ!ライブハウス最高!って言えるでしょうよ。
いやー!頑張った!よかった!よかった!

と思ってました。

こないだまでは。

「幕張メッセでブクロックをやらないか?」と言う話がでた。
胃がキリっと、一瞬痛んだ気がした。幕張メッセ、、、

実は今まで、バックドロップシンデレラのライブ制作する中で、
俺は一つの縛りを設けていた。それは
「バックドロップシンデレラが主催するイベント、ツアーは全て、
使用する会場キャパシティの、最低でも半数は、
自身のお客さんだけで動員できる見込みがある時のみ開催する。」
と、いうもの。
ZEPP HANEDAのキャパは2800。
その条件はクリアしていた。だからブクロックZEPPは開催できた。
しかし幕張メッセ1-3ホールのキャパは15000人。
バックドロップシンデレラはワンマンでも7500人以上動員した実績はない。
俺はこう見えて、小学校の頃は公文にも通っていたし、
まぁまぁ数字に厳しい、ドライなリアリストなのである。

「池袋Admから幕張メッセへ」

、、、い、、、言いてぇ~~~(笑)

皆が共感できるかはわからないけど、
人生の半分以上、あのクソ汚い狭いライブハウスにいましてね。
なんの儀式なのかな?みたいな、お客さん0から3人くらいのライブも吐くほど見てきて、
こんなに客いないんなら、その辺で犬でも猫でも捕まえてきた方がいいのでは?
Adm裏の大人のお○ちゃ屋に、空気で膨らませるダッチワ○フみつけたから買ってきたよ。
これ膨らませてフロアに立たせてようぜ。寂しさまぎれるかも☆
客いなすぎて、ステージ上で全裸になりローションぬって
マットの上でローションプレイ始めるおっさんバンド。
フロアにはそんな裸のおっさんを見つめるおっさんの彼女1人だけ。
ステージで突然号泣しはじめる弾き語りの男。
うちのVoでんでけは、客いなすぎ、反応なさすぎでキレて、
「金がほしいんか!?」と3人くらいの客に謎に小銭をなげ、
当然だれも拾わなくて、「金いらないんか?いらないんなら食べる!」
と床に落ちてた小銭食べて、
ライブあと、楽屋いったらでんでけ泣いてた。

そんな毎日だったんだ。

やります。幕張。やりたいです。
だって日本で一番大きい会場でしょう?
面白すぎるでしょう?痛快すぎる人生だ!
やるしかない。

はじめてサタニックやCDJにだしてもらった幕張メッセの高揚感を
仲間のバンドやAdmのバンドとも共有したい。
ふだんウチらを呼んでくれるでっかいバンドもお呼びしたい。
呼びつ呼ばれつしたい!お力もたくさんお借りしたい!
ZEPPやゴリラやダイホで、できなかったこともたくさんやりたい。
うん。幕張メッセは現状、首都圏で一番遊べる会場な気がする!
他にもやりたい理由はいくらでもある!また説明するよ!
とにかく!

2027年2月11日 (祝木) 幕張メッセ1-3ホール
「ブクロックフェスティバル2027幕張~池袋Admから幕張メッセへ~」
開催します!

俺と池袋Admとバックドロップシンデレラにしかできない
キャパ15000人の最高のライブハウス作ります。
遊びにきてね!

15000人かー!!!!
その辺りは今後、騒がしく宣伝していくと思いますので
その必死さも、不細工さも含めて、楽しんでもらえたら嬉しいです。
あ!口コミは頼んだ!

大変長々とありがとうございました。
失敗したら池袋Admは爆破します。
ではまた!

豊島”ペリー来航”渉
(株) ナチュラルアフロレコード/池袋Adm/
バックドロップシンデレラ