湯木慧、映画『光を追いかけて』主題歌を書き下ろし!

表現することで‟生きる”ことに向き合い、表現することで‟生きる”ための感情を揺さぶる創作者・湯木慧が、
今年大きな飛躍を期待される10代俳優の一人である中川翼、長澤樹が主演し、生駒里奈、柳葉敏郎も出演する
映画『光を追いかけて』の主題歌「心解く」を書き下ろした。

映画『光を追いかけて』は、過疎化の進む秋田の美しい田園を背景に、傷つきやすい思春期の少年少女と大人たちの物語。
「僕だけがいない街」の中川翼が彰を演じ、「破壊の日」の長澤樹がヒロイン・岡本真希に扮した。また秋田県出身の柳葉敏郎が真希の叔父役、生駒里奈が彰の担任教師役で参加。ポカリスエットのCM出演でも大きな注目を集める中島セナ、そして駿河太郎、小野塚勇人(劇団EXILE)らも出演と大きな注目が集まる作品だ。
監督を務めたのは、秋田出身で多くのテレビCMなどを手がけてきた成田洋一。

予告編では、光を失った町に引っ越してきて“大人になることを強いられる”彰と、“大人になることを拒 否する”真希、そして閉校を哀しむ生徒たち、そうした子供たちの不安が、彰の父や真希の叔父・秀雄、閉校となる学校 の教師・美晴等、大人たちへも稲穂が風に波打つように伝播し、ミステリーサークルのように渦を巻きながらそれぞれの 葛藤が映し出される。光を追いかけて走る彰と真希が立ち向かう運命とは・・・。そして、米農家としての将来を憂う秀雄 たち大人の選択とは・・・。ミステリーサークル、それは“未来への儀式”。 ミステリーサークルが人々を未来へと導き、成長させていく。タイトルに謳われ、劇中で描かれた「光」に込められた想いが、観る者の心に浸み入る爽やかな感動の物 語が誕生する。ポスタービジュアルでも「光を望むな」「光となれ」という印象的なコピーと共に彰と真希 をはじめとして、それぞれの想いを秘めた表情を浮かべる。

【映画『光を追いかけて』予告編】


<<湯木慧コメント>>
主題歌を作ります。となってからまず思ったのが、秋田に行こう。でした。全く秋田に関わりのなかった自分が書いて良いのか否か迷いながらも色々な事の裏や表を想像し想いを馳せながら訪れた秋田は唯一無二の壮大な景色と香りでした。
大人と子供、内側と外側、光と影。
映画を観た方は勿論、幅広く多くの方の想いや心に寄り添いリンク出来る楽曲になったと思うのです。
是非映画と合わせて楽曲も沢山噛み砕いて欲しいです…。
秋田大好き。

<<成田洋一監督コメント>>
映画の主題歌は、実は考えていませんでした。エンドロールの背景は黒画面にし、朝の学校の効果音だけにするつもりでした。せっかくのストーリーの余韻が、音楽で邪魔されるのが嫌だったので。
ところが、編集の過程で、黒画面ではなく、映像を入れることになりました。そうなると主題歌を入れないともたないなと。ただ、曲が流れることで映画の世界観を崩すことはしたくない、むしろ、観客の余韻を増幅する曲じゃないと入れたくないと強く思いました。

もともと、湯木慧さんのことは知っていました。
その歌は、心の奥の方に隠している弱さを鷲掴みにし、目の前に突きつける、そんな容赦のなさがありました。心が震えました。この人に「心の肌」があるとするなら、限りなく薄く、触れるものは風でさえ敏感に感じ取り、常にヒリヒリする痛みを感じてしまう。痛々しい……彼女の歌にはそんな絶望の魅力を感じたのです。

僕の映画の世界観と彼女の歌の世界観は、確実に合う、でも、そこに未来はあるのか?そんな不安もありました。ただ、何度も何度も彼女のさまざまな曲を聴いているうちに、どの曲にも微かな光を感じました。未来はある。危険ではあるが、心中するのもおもしろいかと。そう思うと妙に高揚し、彼女しかいないと思うようになりお願いすることになりました。

初めて彼女に会った瞬間に、あぁ、やっぱりそうかと。もはや何の心配もないなと。この人の「心の肌」にまかせようと決めました。

映画を見てもらった上で、彼女の希望で秋田に向かいロケ地を案内しました。映画のシーンをひとつひとつ噛み締めるように彼女は見つめ、匂いを嗅ぎ、時には覚えてしまったセリフを口にしてました。
思い出深いのは、屋根の上。二人で登り、草刈りによって流れてくる青臭い香りを嗅ぎながら一時間あまり話しました。内容は覚えていません。おそらく頭に浮かんだ言葉の素直なやりとりをしていたのではと思われます。それで充分だったのではないでしょうか。

その後、あがってきたのが「心解く」です。

長期にわたる編集で何度も何度も見てきた作品でしたが、この曲がエンドロールとともに流れてきた時、あぁ、これでやっと完成したんだと思いました。と同時に「運命」という言葉が頭に浮かびました。そう、やはり運命だったのです。

「光を追いかけて」の宣伝コピーは「光を望むな、光となれ。」としましたが、実は映画が完成してから、つまり主題歌をエンドロールに入れてから浮かんできた言葉です。それは、まさにこの映画で真に伝えたかったこと。「心解く」が導いてくれたような気がします。

【”湯木慧”プロフィール】
表現することで”生きる”ことに向き合い、“生きる”ための感情を揺さぶる鋭いフレーズとメッセージで綴った楽曲と、五感に訴えかける演出を伴うライブパフォーマンスを武器に、自身の個展とアコースティックライブを融合させた企画等もセルフプロデュースするなどマルチなフィールドで活動する女性アーティスト。
2019年、自身の21歳の誕生日である6月5日にシングル『誕生~バースデイ~』でメジャーデビュー。
8月7日には早くもメジャーセカンドシングル『一匹狼』をリリースし、大阪・東京でワンマンライブ『繋がりの心実』を開催。11月にはGallery Conceal Shibuyaにて自身初の単独個展『HAKOBUne-2019-』を開催、「音楽」のみならず「アート」面でもその存在をアピールした。
2020年6月5日にメジャーファーストEP『スモーク』をリリース。
23歳を迎える2021年6月5日に初のホールワンマンライブ『拍手喝采』が盛大に終幕。
そして、自身の新レーベル“TANEtoNE RECORDS”の設立を発表し、第一弾シングル「拍手喝采」のリリースを夏に予定している。

【映画「光を追いかけて」公式サイト】
https://hikariwo-oikakete.com

【‟湯木慧”Official Site】
https://yukiakira.com/
【‟湯木慧”Official Twitter】
https://twitter.com/Yuki_Akirart