羊毛とおはな

----- インターネットの資料によると、御社は音楽事業を中心に稼働している会社だと分かりました。どうして音楽事業を始めたのでしょうか。現在音楽事業と店舗事業の割合はどのぐらいですか。

もともと音楽事業が本業です。60%の売上が音楽などコンテンツ事業で、40%が店舗事業です。
私は私が好きなものを仕事にして、成立すればそれで幸せなのです。それが音楽であり、パフォーマンスであり、お店であったりするのです。
私は23歳から会社を起業した事業家ですが、当時はまだ自分のお店を始める資金もスキルも無かったのです。音楽は若くお金が無くてもある程度才能があれば仕事に出来る業種でしたし、もちろん音楽が好きだから、音楽の仕事を始めたのです。

----- お恥ずかしながら、御社のミュージシャンを存じておりませんが、音楽事業では具体的にどんなことをしていますでしょうか。

最近台湾のCMでも使われて、現地でチャートが1位になっている「羊毛とおはな」もいます(笑)。
私の会社はインデペンデントのレコード会社なのです。有名な人は他のメジャーのレコード会社で活躍していますよね。当社では一般的には売れていないアーティストで仕事を成立させることに成功しています。
ただCMの音楽などは日本国内で年間200本ほど請け負っています。
そういう意味ではクリエイティブのプロであるといえます。

----- 音楽事業が成功した原因は何だと思いますか。

音楽事業が成功した原因は、成功してはいないので答えられませんが、私はマイノリティーが好きなので、身の回りにマイノリティーを感じる特殊なアーティストを集めておきたい癖があるのです。大衆が広く好むようなアーティストはメジャーや大資本がやる仕事です。私は小さな個人事業家の私がやるべき仕事を徹底してやっているのです。